里親とは

Foster parent

様々な事情により、 保護者と一緒に生活が出来ない(社会的養護を必要とする)子どもたちを児童相談所から委託を受け、守り育てるための制度です。
里親は、子どもたちを家族の一員として迎え入れ、温かい愛情を持って育てています。

─和歌山県の現状
現在、和歌山県には約430人の社会的養護を必要とする子どもたちがおり、8割弱が乳児院や児童養護施設などの児童福祉施設、2割強が里親家庭やファミリーホームで暮らしています。

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養育里親
様々な事情により保護者のもとで生活することができない子どもを、 必要な期間養育する。
専門里親
虐待、 非行、 障がいなどの理由により、 専門的な支援を必要とする子どもを養育する。
専門里親の認定を受けるためには、 養育里親としての経験を3年以上積んでいる等の要件がある。
親族里親
祖父母などの三親等内の親族が、 実親の死亡、 行方不明などの事情を抱えた子どもを養育する。
特別養子縁組里親
養子縁組によって子どもと法律上の親子関係を結び、 永続的に関わり養育する。
週末里親(セカンドファミリー)
保護者との面会や外泊の機会が望めない子どもを対象に、 土日祝日、 大型連休、 学校の長期休みなどを利用して家庭生活体験を提供する。
詳しくはこちらから

子どもの養育に理解·熱意があり、 豊かな愛情を持っていること
収入が安定していること
児童福祉法などの法律違反や子どもへの虐待などの問題がないこと
里親認定研修を修了すること

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  • 01

    相談

    児童相談所または
    里親支援機関(なでしこ・ほっと)に
    問い合わせ、
    制度説明や研修案内を受ける。

  • 02

    研修

    里親認定研修を受講する。
    (基礎研修・登録前研修)
    ※実習を含む

  • 03

    調査

    児童相談所職員による家庭調査
    (面接や訪問)が実施され、
    必要書類の案内を受ける。

  • 04

    審査

    和歌山県児童福祉審議会
    において、里親認定について
    審議される。

  • 05

    登録

    和歌山県知事が里親の認定・登録
    を行う。 登録後、 委託の打診を待つ。
    (※養育里親、 養子縁組里親は5年、
    専門里親は2年ごとに更新研修が必要)

  • 01

    親権者の同意

    児童相談所が保護者
    (親権者)に対し、
    子どもを里親に委託することに
    ついての同意を得る。

  • 02

    里親をさがす

    児童相談所が、子どもの抱える
    背景や特徴を適切に把握した上で、
    その子どもの養育に最も適した
    里親を探す。

  • 03

    里親への紹介

    児童相談所から里親へ委託の打診
    を行い、委託を受けることに
    なれば子どもとの
    面会日程を調整する。

  • 04

    子どもと
    里親の面会

    子どもと里親が面会をします。
    面会→外出→外泊と段階を
    踏んで交流を重ね、
    子どもとの関係を築いていく。

  • 05

    里親委託

    子どもと里親の関係が安定
    してきたところで、児童相談所の
    決定により里親委託となる。

◆子どもの養育費の負担について

子どもの生活費、教育費、医療費は公費で負担されます。また、養育里親と専門里親には里親手当が支給されます。

◆里親に支給される費用

国で定められている基準に基づき、里親手当、一般生活費、学校教育費、子どもの医療費などが公費で支給されます。

 

(令和4年4月1日現在)

区分 里親手当 一般生活費 その他
養育里親

委託児童一人あたり月90,000円

(2人目以降も月90,000円を追加支給)

委託児童一人あたり
乳児  :月60,390円

乳児以外:月52,370円

教育費
医療費
冷暖房費
就職支度金

大学進学等自立生活支援費等

養子縁組里親

親族里親
なし
専門里親

委託児童一人あたり月141,000円

(2人目以降も月141,000円を追加支給)
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